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一肇さん「少女キネマ 或は暴想王と屋根裏姫の物語」

これはおもしろかった! 「乙一、心乱れる。綾辻行人、困る!」「僕が死んだら、この本を棺桶に入れてほしい」という刺激的な惹句が目に止まり、手に取った。一肇さんは初めて目にする作家だけど、プロローグを読んで、これは当たりだと直感した。 映画をめぐる大学生たちの熱い青春小説。コミカルで個性的なキャラクターたち。笑いあり涙あり、謎もあり。思いっきり惹き込まれた。映画が主題なだけあって、文章から受ける視覚的なイメージが強い。読み終わったあとも、いくつかの重要な場面の美しい映像が目に浮かぶ。

みとせのりこソロバンド@代官山 晴れたら空に豆まいて

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昨年は残念ながら行けなかったので、1年ぶりの みとせのりこ さんのライブ。 みとせさんがうたう曲に詳しくはないのだけれど、みとせさんが中心にいて、豪華なバンドメンバーとともに生み出す世界、空気が好きだ。一昨年、初めてソロバンドを聴いてはまってしまった。 うたはもちろんのこと、凄まじいテクニックと笑いが入り乱れる混沌のソロ回しも圧巻。 観客の魂の熱さを感じるのも、楽しみの一つだったりする。 みとせさんの他のユニットのライブも行ってみたいと思う。