一肇さん「少女キネマ 或は暴想王と屋根裏姫の物語」

これはおもしろかった!

「乙一、心乱れる。綾辻行人、困る!」「僕が死んだら、この本を棺桶に入れてほしい」という刺激的な惹句が目に止まり、手に取った。一肇さんは初めて目にする作家だけど、プロローグを読んで、これは当たりだと直感した。

映画をめぐる大学生たちの熱い青春小説。コミカルで個性的なキャラクターたち。笑いあり涙あり、謎もあり。思いっきり惹き込まれた。映画が主題なだけあって、文章から受ける視覚的なイメージが強い。読み終わったあとも、いくつかの重要な場面の美しい映像が目に浮かぶ。

コメント

このブログの人気の投稿

Spring+WebAppでlog4j

[Python]可変長引数をとる関数にリストの中身を渡す

Modern Irish Project レコ発@渋谷 サラヴァ東京